春の不調はタイプ別セルフケアで対策を♪

春は1年でもっとも寒暖差が大きいため、気温の変化に体がついていけず体調を崩してしまうことがあります。

そこで、春に体調を崩しやすい人の傾向と、体質別のセルフケアをご紹介。体質にあったケアを毎日の生活に取り入れて、気持ちよく春を過ごしましょう。


【春はイライラ・ウツウツしてしまうタイプ】

春になるとイライラのほかに

・頭がぼーっとする(のぼせる)

・頭痛やめまいがある

・ため息をよくつく

・気分が 落ち込む

などが当てはまる方。


本来ならば、うまく「気」が体内をうまくめぐるはずが、

上へ上へ上り下へ行かないため、頭部はのぼせたりめまいが起こったり、足元が冷えたりします。

また「気」が体内を巡らないため、体内では「気」が足りない状態。そのためやる「気」をなくし、ためいきをついたり、気分が落ち込んでしまうのです。

この状態のままですと、「五月病」になってしまうかも。早目に対策をしましょう!

《イライラ・ウツウツタイプのセルフケア》

スッキリした香りをかいで、気の巡りを良くしましょう。

「ネロリ」や「柑橘系」の香りがおススメです。

香りは速やかに脳に働きかけ、感情をリセットしてくれるので、即効性も期待できます。


丹田呼吸法もおススメ。

立っているときや座っているときに、おへその下、指4本分下にある丹田(たんでん)を意識して行う呼吸法も有効です。

1.鼻から息を吸い、お腹をふくらませ、約5秒間息を止める。

2.お腹をへこませながら、口からゆっくり10秒かけて息を吐き出す。

これを3〜5回繰り返す。

気の巡りをよくするツボ「百会・太衝」を刺激するのもOK。


百会(ひゃくえ)......頭のてっぺんのほぼ中央。眉間の中心線と左右の耳を真上で結ぶ線が交差する所

→指の腹や手のひらで優しくマッサージするように押しましょう。

太衝(たいしょう)......足の親指と人差し指の骨の分かれ目

→手の親指の腹を当て、優しく押し回しましょう。


【春になるとヘトヘトになるタイプ】

春になると疲れが出るほかに

・目が疲れやすい

・目の周りがピクピクする

・肩や首などに筋肉のこりがある

・いつもより疲れやすく、だるい

・顔色が悪い

・55歳以上である

春は「陽の気」が満ちてくるので、本当でしたら「元気・やる気」がみなぎってくるはずですが、加齢のため、この春のパワーについていけず、血行が悪くなるタイプです。

血行が悪くなるので、細い血管が集まる「目」に症状が出やすく、顔色も悪く見え、首肩が凝るので、疲れやすくだるく感じます。

無理は禁物。まずは疲れを解消しましょう。


《ヘトヘトタイプのセルフケア》

柑橘類や酢の物、梅干しなど、酸味のある物をとりましょう。酸味には血の流れをよくする作用があると考えられています。

ただし、胃腸が弱い人はとり過ぎに注意してください。

また、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるのも効果があります。

肩こりや目の疲れに有効なツボ「風池・肩井・攅竹・太陽」を刺激するのも忘れずに。


 風池(ふうち)......首の後ろ、髪の毛の生え際付近のへこみ

→頭の後ろで手を組むようにし、両手の親指を使ってゆっくり押しましょう。

肩井(けんせい)......肩の上側のちょうど真ん中

→右肩は左手、左肩は右手の指を立て、垂直に引き下ろすように押しましょう。

太陽(たいよう)......眉尻と目尻の中間から指1本分外側

→押しやすい指で優しく押しましょう。

攅竹(さんちく)......眉頭の内側の少しへこんでいる部分

→人差し指の腹で、額の中心に向かって優しく押し上げましょう。

鍼灸マッサージ治療室  ラピュール

妊活・不妊・不育症の不妊鍼灸をはじめ、婦人科疾患、頭痛・腰痛・肩こり・冷え性・睡眠障害(不眠)・自律神経失調症など専門の鍼灸マッサージ治療室。 横浜市青葉区青葉台1-5-2 田園都市線青葉台駅徒歩4分 ☎080-1256-4813(完全予約制)