妊活・不妊対策キホンのキ③

今回は『食事』です。

前回は『睡眠』について書きましたが、みなさんは朝食を食べる習慣はありますか?

実は、朝昼晩の食事の中でも『睡眠』に一番関係しているのが『朝食』なんです。

“質のよい睡眠”のためには、朝の始まりつまり『朝食』を食べるか?に大きなカギがあります。


『睡眠』に大きく関わっているのが、私たちがもつ「体内時計」。

24時間より少しだけ(15~20分程度)長いリズムをもつと言われていて、

この少しのズレを、毎日リセットして体のリズムを整えることが、 朝の活動モードから夜の睡眠モードへと切り替わり、 スムーズな眠りにつきやすい体のリズムをつくる重要なポイントとなります。

体内時計には、司令塔となる脳にあり“朝の光”の刺激でリセットされる「親時計」と、肝臓や肺、筋肉など体の各部位にあり“食事”による刺激でリセットされる「子時計」があります。

この2つの体内時計をリセットするには

・朝起きたらすぐに窓を開け、朝日を浴び深呼吸(親時計リセット)

(↑雨の日でも窓を開けて深呼吸デス)

・朝食を食べる(子時計リセット)

をセットにして行いましょう!


●「朝定食」「モーニングセット」が理想の朝食

さて、朝食は何がよいのかと言うと…

バランスの取れたものが大前提!

そして炭水化物とたんぱく質は必ず摂るようにしましょう。

なので、ご飯派でしたら納豆ごはん・塩鮭・味噌汁、パン派でしたらトースト・目玉焼き・サラダ・ヨーグルトが理想の朝食です。


炭水化物とたんぱく質をセットにしてとることが、体内時計をリセットすることがわかっています。

眠りを促すホルモン『メラトニン』は、 神経伝達物質で幸せホルモンとも呼ばれる『セロトニン』から合成されますが、 その『セロトニン』の材料となるのが、 たんぱく質を多く含む食品に含まれる 必須アミノ酸の「トリプトファン」なのです。


朝食で「トリプトファン」を多く含む食事(たんぱく質が豊富な食事)をとったら、

よく噛んで食べ、日中屋外で活動をし、ウォーキングやジョギングなどの運動など、

『セロトニン』の合成を促す行動すれば、夜に分泌される『メラトニン』の量が増加し、よい睡眠が取れるようになるかもしれません。

そして「トリプトファン」をしっかりと脳に運ぶためには、 ごはんやパンなどの“炭水化物”が必要となります。

なので、時間のない時は納豆たまごかけごはん、またはハムチーズトースト&ゆでたまごに牛乳はいかがでしょう?

体内時計のリセットのためにも、眠りを促すホルモン『メラトニン』の分泌のためにも、特に炭水化物とたんぱく質を意識して、朝食を食べる習慣をつけましょう!


鍼灸マッサージ治療室  ラピュール

妊活・不妊・不育症の不妊鍼灸をはじめ、婦人科疾患、頭痛・腰痛・肩こり・冷え性・睡眠障害(不眠)・自律神経失調症など専門の鍼灸マッサージ治療室。 横浜市青葉区青葉台1-5-2 田園都市線青葉台駅徒歩4分 ☎080-1256-4813(完全予約制)