妊活・不妊対策キホンのキ④
1周期あたりの自然妊娠の確率は20~25%といわれ、妊活を続ければ半年後に80%、1年後に90%に妊娠すると言われていますが、ご存知と思いますが年齢にとても関係しています。
1周期あたりの自然妊娠率は
・20代 25~30%
・30~34歳 25~30%
・35~39歳 約18%
・40~44歳 約5%
・45歳 約1%
です。
これらは統計的な数値で、実際には個人差が大きく、20代でもなかなか妊娠しない人もいれば、40代ですぐに妊娠する人もいます。
1年妊活しても妊娠に結びつかない時は、婦人科や不妊治療専門クリニックで検査をすることとなります。原因が見つかった場合はその治療を始めますが、全体の10~25%は原因不明と言われています。
治療を開始しても、原因不明となっても、大切なのは今一度自分のカラダとココロの状態を知ることです。
妊活・不妊に限らず、月経前症候群(PMS)、年齢を重ねれば更年期障害など、実は原因不明と言われていることはまだありますが、女性ホルモンのアンバランスが関係しているようです。
さて月経前症候群では
『月経前はむくみがひどくて体重もすごく増えてしまう…』
『月経前はささいなことでイライラしてしまう…』など
と言った症状を訴える人が多いです。
日本では月経のある女性の約70~80%が月経前に何らかの症状があると言われ(月経前症候群)、イライラしたり怒りっぽくなる、落ち込みやすくなるといった精神的なものや、 下腹部の膨満感、頭痛、むくみ、眠気などの身体的なものなど、軽いものから、生活に困難を感じるほど重いものまで症状は人それぞれです。
原因ははっきりとはわかっていませんが、 女性ホルモンの変動や自律神経のバランス、ストレスや忙しさなど、 いくつもの要因が影響しあって症状を引き起こしていると考えられており、特に月経のある約1か月(平均的な月経周期で28日)の間に女性ホルモンが大きく変動し、 体だけでなく心にもさまざまな変化が起こります。
この心の変化がさらに体へのストレスとなっているかもしれません。
ですので、妊活や不妊対策では、変動する女性ホルモンのバランスを整えることでカラダとココロを守ることが必要になると思います。
PMSの症状がある方はもちろん、たとえ軽い生理痛でも体調に変化を及ぼしているのですから(ちなみに中国では生理痛は病気扱いデス)、女性ホルモンのバランスを整えましょう。
女性ホルモンのバランスを整えるには、食事のバランスや生活習慣を整えることなどと合わせて、 ウォーキングやジョギングなどの『有酸素運動』が役立ちます。
週3回1日20分のジョギングを3か月継続することで PMSの身体症状や精神症状に大きな改善が見られたという報告もあります。
特にウォーキングやジョギングのようなリズムを刻む運動は、“幸せホルモン”とも呼ばれる「セロトニン」を増やし、運動によるドーパミン、ノルアドレナリンといった脳内の神経伝達物質のバランスを整えたり、ストレス反応をコントロールする効果なども症状の予防や軽減の理由と考えられています。
手軽に始められる『有酸素運動』でおすすめなのは、ウォーキングやジョギング。
まずはお散歩のつもりで外に出て歩くことからスタートしてみてはいかがでしょう。
自分が気持ちよいと感じられること、何より運動習慣を身につけることが一番大切です。
それから、時々は心地よく感じるものを観たり聴いたりのもおススメです。美術館巡りや音楽鑑賞などです。アロマもいいですよ♪
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